QSimulate、新たな資金調達と創薬向け次世代量子技術を発表

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2025年11月20日

QSimulate、新たな資金調達と創薬向け次世代量子技術を発表

革新的な量子力学を駆使し、医薬品化合物とタンパク質の複雑な相互作用を原子レベル以下の精度でシミュレーションするボストンのスタートアップ。従来比1,000倍の圧倒的な高速化を実現した同社が、資金調達と最新プラットフォーム『QUELO v2.3』を発表しました。

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2025年11月20日(ボストン) – QSimulate社(www.qsimulate.com)は本日、Embark Venturesなどを含む投資家陣から追加のシード調達を実施したと発表しました。これにより同社の累計調達額は1,100万ドル(約17億円)を突破しました。また、今回の資金調達に合わせ、量子技術を活用した創薬シミュレーション・プラットフォームの最新版『QUELO v2.3』も公開されました。

体内で起こっている生理現象は極めて複雑であり、医薬品化合物とタンパク質の相互作用を分子レベルでシミュレートすることは、従来のAI手法をもってしても極めて困難です。ノースウェスタン大学の元教授である塩崎亨氏とカリフォルニア工科大学のガーネット・チャン教授によって設立されたQSimulateは、ミクロな世界を支配する『原理』に基づき分子の挙動を直接再現するquantum physics-firstのアプローチにより、創薬プロセスの高速化と高精度化を目指しています。

QSimulateの共同創業者兼CEOである塩崎亨氏は『AIが注目されている昨今、量子力学の重要性は見落とされがちです。しかし従来のAI手法では到達できなかった創薬の知見を解き明かすために、我々は量子力学によるアプローチを切り拓いてきました。AIが進化し続ける中、量子技術とAIが互いを補完し合う創薬の次なるフロンティアにおいて、量子力学はかつてないほど重要な役割を果たすことになるでしょう。』と述べています。

QUELO v2.3では最先端のサンプリング法が実装され、巨大分子やペプチド化合物への適応性が向上しました。ペプチドなどの巨大分子を対象とした、世界初の量子シミュレーション・ソリューションであるQUELO v2.3は、量子力学ベースの創薬シミュレーションの適用範囲を大きく広げます。同社が提供する量子ソリューションのプラットフォームにはがん、HIV、アルツハイマー病といった複雑な疾患の標的として重要な『共有結合性薬物分子』や『金属イオンと相互作用する分子』のリード最適化を可能にする業界初の量子ソリューションがすでに含まれており、QEULO v2.3はこのプラットフォームをさらに拡充させます。

2024年に画期的な量子エンジンを導入して以来、QSimulateのプラットフォームへの需要は急増しています。創薬パイプラインにおけるリアルタイムの量子シミュレーションを初めて実現したQSimulateのエンジンは、創薬における分子シミュレーションを従来手法の1,000倍の速さ(1スナップショットあたりミリ秒単位)で実行します。これにより、かつては数ヶ月を要していたプロセスが、わずか数時間にまで短縮されました。

(QSimulateの画期的な技術については、NVIDIAやAmazonのブログ記事で詳細をご覧いただけます。)

今回調達した資金により、QSimulateは事業運営の基盤を強化し、プラットフォームの拡充をさらに加速させます。すでにパートナーシップを提携しているGoogle、三井物産、JT(日本たばこ産業)、さらには世界の製薬企業トップ20のうち5社を含むグローバル企業との共同研究体制をより強固なものにしていく方針です。

QSimulateについて
マサチューセッツ州ボストンに本社を置くQSimulateは量子シミュレーションを駆使した創薬技術開発のリーディングカンパニーです。同社は量子力学の力を活用し、これまでにない手法で産業規模の課題を解決するために設計された、幅広い製品とサービスを提供しています。 www.qsimulate.com

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